【キャンベラ4日AAP】 教育予算に関する調査報告において、今後毎年65億ドルの追加予算が必要であることが確認されたことを受けて、ギラード連邦首相は、州政府に協力を求める一方、予算確保のための増税はないと述べた。
連邦政府の新教育対策では、2025年までにオーストラリアの教育水準を世界のトップ5にまで引き上げることを目標とし、2014年以降、教育予算を徐々に増額していく。首相は、必要となる65億ドルの捻出方法については、来年以降に行われる各州政府との話し合いの結果で検討していくとしたが、現在の赤字財政は今年度中に「確実に」黒字に戻すことを明言した。
これに対して野党のホッキー影の財相は、必要となる予算を与党はどのようにして捻出するつもりなのかと述べ、「与党はいつも公約を破る。いい加減にすべきだ」と与党を非難した。