【シドニー20日AAP】 音楽フェスティバル中の薬物乱用や死亡事故が再三起こったことを受けて、NSW州では新しい規制の下で、音楽フェスティバルを運営する場合は許可証が必要となることが明らかになった。
昨年9月に同州で開催された世界で有名な野外音楽イベント「デフコン.1フェスティバル」(Defqon.1)では23歳と21歳が薬物多量摂取で死亡したのを含めて薬物乱用で5人が亡くなっている。
事故以降に、NSW州政府に音楽フェスティバルの参加者の安全策を提言するために、州保健省や州警察、州消防局、州酒類・賭博省などで構成された委員会が招集されており、音楽フェスティバル開催の際には、この委員会によって承認される必要がある。
また、フェスティバル主催者は参加者が十分な水分補給ができるように無料の給水所を設置する必要があるという。
新規制は3月1日から施行される。