【キャンベラ6日AAP】 5日、パースで講演を行ったターンブル前野党党首は、国内政治について、信頼感が欠如しており、連邦議会の党首討論も聞くに堪えなくなってきていると嘆いた。これを受けて、自らの後任になったアボット野党党首の指導法を批判したものとみられている。
しかし、講演では、「これはギラード首相やアボット野党党首の批判ではない」と同氏が断言。一方、ここ2年で野党のほとんどの質問が密航と炭素税に過度に集中しているとし、オーストラリアが直面している重要課題はこれ以外にもあるはずだと主張。これは、毎日の質問時間が首相を中心に行われる制度に端を発しているとし、議論の幅を広げるために、各閣僚に焦点を広げる英国の政治制度を考慮することを勧めた。