【シドニー12日AAP】 シドニー西部バンクスタウンで発生したマンション火災で、5階から飛び降り助かった中国人留学生が友人に対して、「熱さで壁に捕まっていることができなかった」と話した。
火災は今月7日、ユーロ・テラシスのマンションで発生。5階にいた中国人留学生、イーノ・ジャン(27)とその友人のコニー・ザンさんは窓から脱出し外壁にしがみついていたものの、熱さに耐えきれず落下。ザンさんは地面にたたきつけられた衝撃で死亡し、ジャンさんは重度のやけどや骨折などで重傷を負った。
生存したジャンさんの友人によると、ジャンさんはマンションの外壁にしがみついていたが炎の熱さで気を失いそうになったと話したという。また、マンションから飛び降りる際にとっさに携帯電話をつかんだ理由について、「家族や友人の連絡先を調べて知らせてもらえると思ったから」と述べた。