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薬物で若者5人死亡 審問で事実究明へ

【シドニー22日AAP】  NSW州で昨年9月以降に開催された4つの音楽イベントで、計5人の若者が薬物の摂取が原因で死亡したとみられる事故について、検視官審問が22日に行われた。検視官は死亡した19歳~23歳の若者について、死因はMDMAとみられるが、薬物を摂取した状況がそれぞれ異なると指摘した。

 

5人の若者についてペギー・ドーヤー弁護士は、ある男性はMDMAの錠剤を一錠のみ摂取したが、6~9錠摂取した男性もいたと説明。また、薬物をアルコールと一緒に接種した人もいる一方、アルコールは飲まず薬物だけを摂取した人もいたとして、死亡した経緯の多様性について言及した。

 

今後の調査では、イベント会場で十分に水分補給が出来る場所があったか、陰などがある休憩の取れる場所があったか、医療サービスは提供されていたかなどについて真相の究明が行われる。ただ、錠剤の成分を調べて安全性を確認する「ピル・テスティング」については、22日の審問では触れられなかった。

 

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