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認知症防止へ国家的な動き

【メルボルン16日AAP】   認知症の発症リスクを低下させる目的で、世界初の公的資金によるプログラムが今週、オーストラリアで発表される。

脳の健康に関するこの新規プログラム「ユア・ブレイン・マターズ」は、アルツハイマー・オーストラリアによって発表され、連邦政府の2012年度予算にすでに組み入れられた。

同協会のグレン・リース会長によると、これは認知症を通常の老化現象の一部としてではなく、慢性疾患として扱うことを意味するという。また同プログラムは、心と体の運動と栄養価の高い食事により、脳を健康に保つ指針となるとした。オーストラリア全体で運動不足を5年ごとに5%削減できれば、認知症を2051年までに11%低下させることが可能だという。

オーストラリアには現在、約28万人の認知症患者がいるが、2050年までに100万人近くに急増すると見込まれている。

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