【キャンベラ20日AAP】 フランスの風刺週刊誌「シャルリ・エブド」(Charlie Hebdo)がイスラム教の予言者ムハンマドを裸で描く風刺画を掲載したことを受けて、イスラム教の過激派による新たな脅威への懸念が強まっているなか、フランス当局は、在豪の外交官に厳重な警戒を呼びかけ、在キャンベラの大使館と在シドニーの領事館に厳戒態勢を敷いている。
以前、米国で制作されてインターネットに掲げられた反イスラム教の映画をめぐって、既に猛反発しているイスラム教の過激派は、同風刺画に対し、さらなる憤りを示している。警備態勢について、フランスのロマテット大使は、「オーストラリアでのフランスの利益に対し、具体的な脅威はいまだに出ていないが、適切な危険予防策を講じた方が良いので、現在ではそれを徹底している」と述べた。