【メルボルン21日AAP】 中国の四川航空が成都とメルボルン間の直行便を就航すると発表した。現地事務所をメルボルンに設置し、両市間を週3便運航する予定。これでまた、アジアからメルボルンへの直行便が増えたことになる。
ベイリューVIC州首相は、同便の就航により「同州と中国間でビジネス、教育、観光の絆が強まる」とし、同州が中国からオーストラリアの窓口と位置付けられる意義ある前進だと述べた。
同社は80年代後半に設立され、その株式の過半数を四川省政府が所有。また同社の本拠地の成都は、中国西部の大都市のひとつで、同国の過去数十年間の経済成長をけん引してきた主要都市だ。
メルボルン空港にはすでに中国東方航空、中国南方航空、中国国際航空が中国本土から直行便を乗り入れており、ドバイ拠点のエミレーツ航空との協力関係を発表したばかりのカンタス航空にとって、さらなる脅威となる可能性がある。