【キャンベラ24日AAP】 オーストラリア政府統計局は24日、昨年12月の失業率を発表した。失業率は5.0%と前月の5.1%から0.1ポイント改善したが、野党労働党はパートタイム就業者が前月比2万1,600人増となり、フルタイム就業者が減少したと指摘している。
12月のフルタイム就業者は前月比3,000人減となり、11月の6,400人減に続く減少となった。労働党のオコナー影の雇用相広報担当は雇用市場について「全体として堅調」と述べ、市場の回復はいつでも歓迎するとの姿勢を示した。
オコナー広報担当は、12月の改善はパートタイム就業者が増加したことが背景だとして、2013年にアボット政権が発足した時よりも多くの人が失業状態にあると述べ、その間の雇用の創出は人口増加に伴うものとの見解を示した。