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調査捕鯨母船を今季までに改修

【東京26日AFP】   朝日新聞社が26日、老朽化してきた調査捕鯨母船「日新丸」の改修を受けて、水産庁が今季の見送りを検討していると報じたことをめぐって、同庁は、AFP通信の取材に対し、改修作業を今季が始まる11月までに完了する予定を確認し、見送りの可能性はないと断言した。

捕鯨調査団のキャッチャーボートに捕獲されるクジラの解体や食肉処理が行われるのは、日新丸だが、今回の大規模な改修作業により、今後少なくとも10年にわたる活躍を続けると同庁が期待。一方、朝日新聞社の報道を受けて、反捕鯨団体やオーストラリア国内の労働党とグリーン党は、水産庁が見送りを検討していることが調査捕鯨の終了にもつながると期待を膨らませているのに対し、調査捕鯨を1年でも見送ると、反捕鯨団体や反捕鯨国に弱腰になっていると誤解されるなど、野党側をはじめとする日本国内の政治家から見送りへ反対の声が上がっている。

 

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