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今年の山火事条件、過去40年で最悪

【シドニー28日AAP】   NSW州では今年、暑くて乾燥した夏が予報されている。またここ数年は大雨が多く、草原が繁茂した状態のため、同州では過去数十年で最悪の山火事シーズンの到来が懸念されている。

来月1日から本格的に開始する今年の山火事シーズンに先駆け、同州の地方消防局はマイホーム所有者らに対し、自宅の保護を万全にするよう呼びかけた。同局のシェーン・フィッツシモンズ長官の話では、雑木林や草原地帯で火事が発生する条件が、今年は過去30~40年で最高であるという。特に草原地帯での火事は火の手が素早く容易に拡大するため、人家の焼失、収穫物への被害、強いては人身事故にもつながる恐れがある。

同長官によると、関係当局ではここ数か月にわたり、山火事の危険を低減させるため努力を続けており、今年に入ってから、総額478億ドル相当の11万戸近くの家屋を保護してきたという。

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