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伊に強制帰国の姉妹 報道陣に「助けて」

【ブリスベン7日AAP】   母と共に過ごしていたオーストラリアから父のいるイタリアに強制帰国させられた姉妹4人に関して、父親は報道陣に「そっとしておいてほしい」と話した。長女と次女が自宅前にいたオーストラリア人報道関係者に対して「助けて」と叫ぶ一幕も見られた。

姉妹は2010年、既にオーストラリアに住んでいた母親によって休暇の名目でオーストラリアに来たが、父の元へ帰ることはなかった。このことから父親が「娘が誘拐された」と警察に通報したため、ハーグ協定の下、ブリスベンの家庭裁判所は先週、姉妹を母親から引き離し父のいるイタリアへ帰国させる命令を下した。

父親は「娘達はオーストラリアのメディアが助けてくれると思っている。娘達が叫んでいる姿がオーストラリアで報道されるのであろうが、娘達のためにならないことだ。今の状況をできるだけ穏やかなものにすることが重要」と述べた。

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