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「日本とのFTA協議を終結させる時期」

【キャンベラ8日AAP】   シドニーで開催されている豪日経済委員会で、ギラード連邦首相は、これまで5年にわたり話し合いが行われてきた日本との自由貿易協定(FTA)に関する協議を締結させる時期にあると述べた。

8日、首相は「日本はオーストラリアにとって非常に重要な貿易相手国であり今後もそれに変わりはない。しかし激変がめざましい地域にあるため、両国の関係は次の段階に進む時がきた。FTA協議を終結させる時だ」と話した。

日本はオーストラリアにとって第2の貿易相手国。FTA締結後20年間で、オーストラリアに390億円、日本にも270億円の貿易収支が予想されている。にも関わらず交渉が進まない理由としては、日本政府が自国の農業保護を重要視していることが挙げられる。

ギラード首相はさらに、日本に留学するオーストラリア人学生の増加と国内での日本語教育の強化に力を入れたいとしている。現在、オーストラリアにやってくる日本人留学生は6万人前後とされているが、逆に日本で勉強するオーストラリア人学生の数はわずか6000人。

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