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ギラード首相、津波被災の町長と再会

【シドニー8日AAP】   8日、シドニーで開催中の豪日経済委員会で、ギラード連邦首相は、東日本大震災で1000人以上の町民が犠牲になった宮城県南三陸町の佐藤仁町長と再会を果たした。

首相は、「被災地の訪問は、首相として忘れられない経験の一つであった。被災地のむざんな状態もそうであるが、何よりも生存した人々が復興に向け立ち上がろうとしている姿が印象的だった。外国のリーダーとして現地を訪問し、少しでも被災者を元気づけることができてうれしかった」と話した。

宮城県は、2011年3月11日に発生した東日本大震災で甚大な被害が出た地域の一つ。ギラード首相は震災発生からおよそ1カ月後に現地を訪問し、佐藤町長から震災発生時の状況などについて説明を受け、涙を流した。佐藤町長は震災時、災害管理センターの屋根に上がり、津波の波から逃げ切ることができた。

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