【キャンベラ11日AAP】 炭素税による電気料金の上昇をめぐって、アボット野党保守連合党首が10日、連邦議会に対し、事実を捻じ曲げた主張を掲げたとして、政府は、同氏に自らの事実誤認を正すよう要請している。
アボット氏が同日、炭素税により請求書1つで電気料金が800ドルで激増したことを示すとして、WA州在住の老齢年金受給者の電気料金請求書を掲げ、与党労働党の炭素税が世帯に与えている影響の証拠だと訴えた。
しかし、これについて、コンベー気候変動相は11日、その電力消費量が前回より倍増した、また、炭素税による電気料金の上昇が9.13%に相当することが請求書に明記されているところを、アボット氏が触れなかったと指摘し、同氏がその事実を捻じ曲げた主張を掲げたと述べた。