【シドニー14日AAP】 世界最大級の会計企業であるプライスウォーターハウスクーパース(PwC)が行った世界主要都市の生活調査で、シドニーは東京に次いで世界で2番目に物価高であるとされた。
PwCの年次レポート「Cities of Opportunity」(世界の都市力比較)では、世界の主要27都市において、生活の質や経済、テクノロジー、事業コストなど、都市を活性化する主要素(都市力)を調査、比較する。シドニーは総合11位だった。
項目別でみると、シドニーは、環境保全で1位、人口統計と居住適性ではパリに次いで2位、健康、安全ではストックホルムやシカゴに次いで3位だった。一方、交通とインフラストラクチャーでは4位で、ロサンゼルス、サン・パオロ、ヨハネスブルグが続いた。
シドニー商工会議所は調査結果を受け、「シドニーは、税金など様々な項目においてニューヨークやロンドンといった大規模都市より物価高だが、一方で事業占有コストやレンタル経費、インターネットなどで他都市から大きな遅れを取っている。世界の投資家に対するアピール度が低くなり居住者にとっては住みにくい都市となっている」と述べた。