【パース17日AAP】 パースを流れるスワン川の保全区域で木の枝下ろしを違法に行ったとして、ウィルソン・タッキー前自由党議員は17日、パースの治安判事裁判所に出廷した。
スワン川に面するパース東部アスコットにあるタッキー氏の住宅で、同氏が息子とともに、チェーンソーで固有植物のモクマオウ科の木からいくつかの枝を切り落としたところ、目撃されたという。その行為をスワン川の環境保全管理を行うWA州政府のスワン川トラスト(Swan River Trust)に通報され、捜査された結果、2011年の前半に侵害の通知書を下された。
しかし、同氏は「危険な枝を下ろしていただけだ」とその侵害を争っており、今後、モクマオウ科の木が保全区域の範囲に入っていたかどうか、裁判で各側が主張を繰り広げる予定。