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豪人乗せたGキャニオン帰りのバス衝突

【キャンベラ21日AAP/AP】   米国のグランドキャニオン行きの乗客48人を乗せたツアーバスが19日(米現地時間)、復路の途中で衝突事故に遭った。だが、オーストラリア人の乗客らに重傷者は出なかった。

バスは同日夜、アリゾナ州のハイウェイ93を北に向かって走行中、ネバダ州との境界付近で運転手が心臓発作を起こしたとされ、運転の制御を失った。バスは峡谷に衝突し小高い丘を駆け上がった後、起伏の多い210メートル以上の距離を上下左右に揺れながら走行し続けた。その際、前部が破損したが、横転することはなかった。また、他車への影響もなかった。

事故以来、バスの運行会社とアリゾナ警察と連絡を取り合っているロサンゼルスのオーストラリア総領事館の発表では、「米当局が確認したところによると、衝突により重傷を負ったオーストラリア人はいない」という。また、「病院で治療を受けた軽傷者もいたが、現在は退院済み」だとした。

この事故で48人の乗員全員がけがを負ったが、そのうちの27人は打撲傷程度で済んだ。また骨折などの重傷者6人はヘリでラスベガスの病院に空輸され、軽傷者15人は現地の病院に陸路で搬送された。

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