【シドニー22日AAP】 シドニー西部で、飲酒及び違法薬物を摂取したイスラム教徒が、師と仰いでいた人物から罰として電気コードで背中を40回打ち付けられた件に関する裁判が、バーウッド地方裁判所で22日開かれた。
被害者はクリスチャン・マーチンズさん(32)で数年前にイスラム教に改宗。ワッシム・ファヤド被告(44)を指導者として仰いでいた。しかし、マーチンズさんが泥酔しコカインを摂取した際に、ファヤド被告は男3人を連れてマーチンズさんを押さえつけ、「イスラム教の教えに反した」罰として電気コードでマーチンズさんの背中を40回打ち付けた。行為が終わった後、ファヤド被告が「お前を愛しているからこそ打ち付けたのだ」と言った時は、マーチンズさんは猛烈に怒りを感じたという。
裁判は23日も引き続き行われる。