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SS、団長なしでも「捕鯨阻止を決行」

【ダーウィン22日AAP】   過激な方法で日本などの捕鯨活動を妨害することで知られている環境保護団体「シーシェパード」(SS)はシーズンを目前に控え、今年も南極海でこれまで以上に日本の活動を阻止すると宣言した。シーシェパードのワトソン団長は、ドイツで逮捕後、保釈中に出国し、現在逃亡中とされている。

SSのスポークスマンは今年の反捕鯨活動計画について、最初の活動船は例年より早い来月5日にメルボルンを出港し、日本の捕鯨船が南極海に到着する前にスタンバイするとしている。合計4隻の活動船が120人のメンバーを乗せて南極海で活動を行う。今年6月には、アニメ「ザ・シンプソンズ」の作者が提供した新しいスピード船も公開した。

SSのワトソン団長は、南米コスタリカ中米コスタリカ当局が出した危険航行容疑の逮捕状によりドイツで逮捕されたが、保釈中に同国を出国し現在逃亡中。逃亡の理由として、ドイツ当局がワトソン団長を日本に引き渡す可能性があるという情報を受けたためとしている。

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