【シドニー26日AAP】 米マイクロソフト社は26日、同社初のタブレット端末「サーフェス」の発売をオーストラリアで開始した。また同時に、同社の主力製品であるオペレーティングシステム「ウィンドウズ」の最新版「エイト」も発表した。
同社は25日夜に米国で開催されたイベントで、同新製品を世界140の国や地域で販売すると発表。オーストラリアでは26日午前0時から、インターネット上や一部の店舗で発売が開始された。
エイトには3つの異なるバージョンがあり、サーフェスなどのタブレット端末用に特別設計されたウィンドウズRTを含む、200機種の端末にプリインストールやダウンロードが可能。同社は新製品の導入により、業界ライバルのアップル社やグーグル社への巻き返しを図る。
だが、激戦状態のタブレット市場へのマイクロソフト社参入に対し、早くも批判の声が上がっている。まず、10.6インチのサーフェスはインターネット販売のみであり、購入前に実機を試したい場合は、オーストラリア全土で6か所だけ仮設された展示施設に出向く必要がある。同社ではこの臨時施設の増設を検討中だとしたが、具体的な予定に触れることは避けた。