【シドニー26日AAP】 26日にシドニーで開催されたアジア外交会議で、オーストラリアのカー外相は、諸問題の協議相手として、アジアは米国と同じくらい重要な存在であると語った。
カー外相は「アジアリンク」会議でのあいさつの中、アジア諸国と親密関係を築いている例としてミャンマーを挙げ、前夜の会談でミャンマー外相から「我々は(オーストラリア人)をアジア人だと見ている」と言われたとした。また、同国に対する制裁的措置に関し、オーストラリアが単に一時停止ではなく、全面廃止を国際的に推し進めたことから、両国間には「素晴らしい関係」が存在していると述べた。
さらに同外相は、アジア全体に対するオーストラリアの姿勢についても触れ、諸問題について、米国と協議するのと同じくらいアジア諸国とも協議することを習慣づけることが必要だと述べた。また、徐々にその方向に進んでいると思うとした。