【パース26日AAP】 パース南部の低木林地に1週間以上も身を隠していたタスマニアデビルが26日、無事捕獲された。これは動物園から逃亡した3匹のうちの1匹。
ジンギス、イチー、スクラッチーと名付けられた3匹は今月16日、ピンジャラはずれのピール動物園から逃亡。新設の檻の上にユーカリの木が倒れ落ちたすきを狙って逃げたという。
動物園の所有者の話によると、26日午前2時過ぎ、ノースダンダラップの住民から電話があり、同園から北東に約15キロ離れた私道でジンギスを追い込めたという連絡だった。3匹のなかで最も大きく野生に近いジンギスだが、無事に網ですくい上げられ、動物園に戻された。捕獲作業中には再び逃げようとする場面もあったが、成功には至らなかった。
一方、スクラッチーは男性2人により21日に捕獲された。また、その兄弟のイチーも2日後、同園から約10キロ離れた人家の裏庭で犬に取り囲まれているところを救出され、再び逃げようとしたが再度捕獲されている。