【キャンベラ4日AAP】 ラッド前首相は4日、インタビューで、アジア言語の能力が高い学生に特別雇用枠を設けることで、アジア言語に対する学生の学習意欲が高まると述べた。ラッド氏は、同日開かれた「北京フォーラム」の中でも北京語で演説を行うほど同言語を流ちょうに操る。
ラッド氏の発言は、先日連邦政府が発表した「アジアの世紀におけるオーストラリア」白書で、北京語、ヒンディー語、インドネシア語及び日本語の4言語について、各学校で最低1言語を必須科目とすることが提案されていたことを受けたもの。
ギャレット連邦教育相は、小学校から高校卒業までの間に子ども達はアジア言語を習得する機会があるとし、遠隔地の教師によるオンライン授業などが取り入れられる予定だと述べた。同相によると、現在6%の学生が外国語を勉強している。