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RBA、政策金利据え置き3,25%

【シドニー6日AAP】   オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は6日、月例の理事会を開き、政策金利を据え置き3,25%とすることを決定した。理由として、インフレ状態が比較的高い傾向にあることや世界経済に回復の兆しがみられることなどを挙げている。

オーストラリア統計局が発表した10月の消費者物価は9月までの一年間で2.0%上昇し、インフレ上昇率はRBAの目標範囲内の2.5%だった。RBAのスティーブンス総裁はこれに触れ、「物価データが予想を幾分上回っていることや、中国経済が安定し、米国でもある程度の経済成長が確認されていることなどを踏まえ、今月の理事会では金利据え置きと決定した」と述べた。

経済専門家のブライアン・レディカン氏は、RBAが国内の地下資源産業ブームのピークは来年と予想していることに関して、RBAのアプローチは非常に楽観的なものであるとし、ピークになるまで対応しないのは事後対策的であると非難した。

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