国際

豪政府、「中国海軍の増強は心配なし」

【キャンベラ9日AAP】   海軍の増強計画を発表したばかりの中国について、オーストラリアのスミス国防相は、中国の戦略的意図が明確にされる限り心配はないと述べた。

同相の主張では、国家経済が発展するにつれ、軍隊を近代化したいと思うのは当然であり、それは中国に限らずどの国家でも同じだという。また最も重要なのは、その軍拡の戦略的意図の透明性にあるとした。

一方、 8日開幕した中国共産党大会で胡錦濤(フージンタオ)総書記が海洋強国の建設方針を打ち出した件について、スミス国防相は「良好かつ生産的な日中関係の維持が必要」だと述べた。また、「南シナ海での領海・領土問題で最近、日中関係が緊迫していると理解している」としつつも、日中間の軍拡競争には至らないだろうと語った。

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