【ゴールドコースト13日AAP】 オーストラリアでは、高校卒業の記念旅行で羽目をはずす若者のことを「スクーリーズ」(Schoolies)と呼んでいる。一番人気の旅行先であるゴールドコーストには今年も3万人のスクーリーズが訪れることが予想されているが、彼らの飲酒が問題になることが多いため、大手酒店では警備を強化し対策を取ることを発表している。
大手スーパーマーケット「ウールワース」の系列の酒店「ダン・マーフィー」と「BWS」では、サーファーズパラダイスやサンシャインコースト、バイロンベイといったスクーリーズに人気のスポットの店舗で警備を強化するとしている。
警備スタッフは、法律で飲酒が認められている18歳を下回る人々への酒類販売を防ぐと共に、18歳以上であることを示す身分証明を持っていたとしても、購入したアルコールが18歳未満に横流しされる可能性があると判断された場合は、その人物へのアルコールを販売しない。
BWS及びダン・マーフィーの全国アルコール販売許可マネージャーであるトレンブル氏は、「未成年へのアルコール商品横流しは我々の店舗や関係当局、また地域において大きな問題となっている。未成年者が自分でアルコールを購入することはめったになく、18歳以上の人物に購入を頼むことがほとんどだ」と述べた。