【シドニー17日AAP】 オーストラリア政府統計局(ABS)の報告によると、国内で毎日平均21人が心臓発作で亡くなる。心臓の定期健診をメディケア対象にするべきとの声があがっている。
ニューズ・コープ社は心臓財団とともに、心臓の定期健診をメディケア対象にするよう呼び掛ける。王立オーストラリア一般開業医学会(RACGP)、オーストラリア・ニュージーランド心臓協会、公衆衛生協会なども心臓健診のメディケア適用を求めている。
心臓発作による年間経済費用は67憶ドル。このうち保健費と生産性損失は20憶ドル。メディケア適用にした場合、費用は今後5年で1憶7,000万ドルと見積もられ、心臓発作7万6,500件を防止する。
心臓発作を起こした人の4人に1人が再就労不能、一人での入浴や着替えが難しい。3人に1人は食料品の買い出しが難しいと感じる。