【キャンベラ21日AAP】 シドニーで2億4,000万ドル分のコカインと覚せい剤の押収につながった週2回目の大きな麻薬組織の取り締まりについて、オーストラリア連邦警察(AFP)は、国際捜査力のある範囲がこれまで以上に広がっていることを示すと表明した。
押収量が350キロに上ったこの麻薬は、ロードローラーの中に隠されたままで中国から船で国内に密輸され、地元市場での密売のために準備されていたところ、警察が先週末、シドニー圏で住宅5軒を家宅捜索し、麻薬組織を摘発した。
これをめぐって、AFPは、密売を計画し、そのために必要な資金を出資したとされるカナダ人(34)とともに、オーストラリアを狙っている国際犯罪組織の主要な関係者とみられるアメリカ人(33)の外国人2人を逮捕した。
同国際犯罪組織は、2年間以上にわたったAFPの捜査の的となっており、AFPによると、オーストラリア国内と国外でさらなる逮捕が相次ぐ可能性があるという。