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違法薬物支出に93憶ドル

【キャンベラ20日AAP】   オーストラリア犯罪情報委員会(ACIC)が排水中に含まれる薬物を分析した結果、国内で昨年、93憶ドルが違法薬物に支払われたとわかった。使用量から闇犯罪の大きさもうかがわれる。

統計結果は、排水薬物モニタリングプログラムの一環として、国内58か所の排水を分析して得られた。人口のおよそ56%を対象とする。2018年8月までの1年で国内でメチルアンフェタミン9.6トン以上、コカイン4トン、MDMA1.1トン、ヘロイン700キログラム以上が使用されたと見積もられる。

処方箋のフェンタニルとオキシコドンの使用も増加しており、特にTAS州で顕著だ。依存性があり、米国では過剰摂取致死の原因とされている。MDSAは減少が認められたが、NSW州の音楽フェスでは若者5人が死亡している。

ACICのマイケル・フェラン責任者は、「国民が違法薬物に93憶ドルも無駄にしたとは驚きだ」と述べた。

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