【キャンベラ20日AAP】 オーストラリア人の一部の人は「居住型の高齢者介護施設へ入居するくらいなら、死んだほうがまし」と感じており、施設に対しネガティブな感情を持っていることが、ユナイティングケア・オーストラリアが実施した調査から明らかになった。
また、高齢者介護の仕事について組合グループのユナイテッド・ボイスは、正当に評価されていないと批判。同グループのコード氏は、ほとんどの労働者がパートタイム雇用であることが要因として、「普通に生活するのに必要なお金を集めるのに、相当に苦労している人たちがいる」と話した。
さらにコード氏は、給与や職業訓練、仕事量の多さなどの問題が、介護セクターで将来必要となる十分な労働力を確保できるかどうかについて、影響を及ぼすとの見解を示した。国内では2050年までに介護労働者数が約100万人規模に達する必要があるとの推測もなされている。