【キャンベラ2日AAP】 北朝鮮が先ごろ行った長距離ミサイルの発射テスト発表を受けて、連邦政府は、「アジア・太平洋地域の安全を脅かすもの」として断固として反対する姿勢を示した。北朝鮮は、今年4月にも世界各国が反対する中、ミサイル発射テストを強行したが失敗に終わった。
北朝鮮は、今月10日から22日の間に長距離弾道ミサイルの発射テストを行うことを発表した。これに対し、カー外相は声明の中で、「北朝鮮はまた世界各国の意見を無視し、同国の軍事力向上の目的で、周辺諸国に迷惑をかけるつもりだ」と述べ、連邦政府は、北朝鮮の在オーストラリア大使にテスト反対の意向を告げた。
日本は今回のミサイル発射予告を受けて、来週予定されていた北朝鮮の代表との協議を延期。自衛隊に対して、ミサイルが日本の空域を飛行することがあれば打ち落とすよう通達が出されたと報道されている。