【シドニー3日AAP】 大手食品会社「ロゼッラ」は3日、大規模な人材削減を行うことを発表した。同社の従業員らは急なニュースに驚きを隠せないでいる。
ロゼッラは、ガーメット・フード・ホールディングスとウォーターウィール社を親会社に持つシドニーの食品会社で、ソースやスパイス、香辛料のチャツネなどを製造している。今回、人材削減の対象と発表されたグループ傘下の企業は、ロゼッラの他に、オークランドに本社があるスープやインスタント食品製造業の「ピタンゴ」、クラッカー製造業でVIC州に拠点を構える「ウォーターウィール」社。
オーストラリア製造業労働者組合では、「対象企業の従業員の皆さんは驚きを隠せないでいる」と述べた。また、ロゼッラのオフィスがあるシドニーのセブンヒルズでは、従業員80人がリストラの危機に直面しているが、現在のところ解雇者はまだいない。