【キャンベラ4日AAP】 オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は4日、定例の月次理事会を開き、政策金利を0.25%引き下げ3.0%とすることを決定した。今年のRBAの理事会はこれが最後で、次回は来年2月に開かれる。
3.0%という利率は、2008-2009年の世界金融恐慌時以降の最低の利率。昨年11月から合計すると1.75%の利下げとなった。これを受けてスワン連邦財相は、「今日の利下げは、働き者の国民に対する早めのクリスマスプレゼントだ」と述べた。
今回の金利引き下げにより、平均的な住宅ローンの借入額30万ドルを借りている人々の返済額は毎月47ドル減となるが、これはあくまで、銀行がRBAが決定した利下げ率を自行のレートに丸々反映させた場合のみ。RBAの決定後、最初に動いたのはQLD銀行で、0.20%の利下げを行うと発表した。国内4大銀行も同様の決定をするとみられている。