【ブリスベン22日AAP】 気象局によると、QLD州の南部沿岸に接近していたサイクロン「Oma」は、ゆっくりと南へ移動したため洪水警報などは解除となったが、23日には北に向けて戻ってくる見通しだという。高波や強風の影響も続くもようだ。
気象局のガン氏によると、サイクロンOmaは今後再び勢力を強め、カテゴリー2まで発達すると予想されるとして、「災害などの恐れがなくなるまで、Omaの動向を注視する」と述べた。周辺地域では海岸が閉鎖され、岩釣りやボート、遊泳やサーフィンなどを控えるよう呼び掛けている。
QLD州のパラシェイ首相は、人命救助のために、さらに人命を危険にさらすことを避けたいとして「今週末はビーチに行くのを控えて欲しい」と呼び掛けた。また、ゴールドコーストのテイト市長は「皮肉にも、今回のサイクロンは雨量が少なく、われわれは山火事の拡大を懸念している」と述べた。