【キャンベラ23日AAP】 ACT政府は、学校の聖職者プログラムから脱退し、今年の終わりにはキャンベラの公立学校での宗教を教える聖職者を廃止にすることを明らかにした。
イヴェット・ベリーACT教育相は、ACTでの教育法令では公立学校は宗教と関係ないことを必須としていると述べ、現在公立学校に所属している聖職者は宗教を教える権限はないという条件で留まることが許可されるとした。
ベリー教育相は「聖職者の人々には青少年を支援する活動や社会活動などの宗教と関係のない活動を続けて欲しい」と述べた。
同プログラムのピーター・ジェームス代表は「宗教と関係のない学習や福祉への学校の取り組みにも生徒の教育成果や幸せを達成するために宗教的な支援の重要性が必要となってくる」と訴え、政府の決定に反対している。
ACTの150校の公立学校のうち、現在勤務している聖職者は約20人くらいだという。