【シドニー24日AAP】 自閉症をもつ子供は溺死のリスクが高い可能性があることがわかっているが、医師から与えられる医療資源やアドバイスに大きな格差があることが調査結果から明らかになった。
自閉症の子供たちに専門の水泳指導などを行う非営利団体Autism Swimが行った調査によると、自閉症の子供達は特定なニーズに対応できないとして本格的な水泳クラスに参加できない現実があり、溺死リスクをさらに深刻化させている。
同団体は、溺死リスクを軽減するために政府や医療機関に対して認識を高めて、取り組んでいくように訴えている。
全米自閉症協会の統計よると、自閉症の子供の溺死事故は他の子に比べて160倍高いことがわかっており、Autism Swimは「自閉症の子を持つ親達は支援を必要としている」と述べた。