文化・芸能

音楽フェス「高リスク」リスト 関係者不満

【シドニー24日AAP】   音楽フェスティバルでの違法薬物規制のため、NSW州が公開した14つの「ハイリスク」音楽フェスティバルの関係者らは、今後の開催に影響が及ぶとして、政府の対応に不満を表した。

 

「ハイリスク」な音楽フェスティバルとみなされているのは、レーンウェイ(Laneway)、ロスト・パラダイス(Lost Paradise)、エレクトリック・ガーデンズ(Electric Gardens)、サブソニック(Subsonic)、FOMO 、ノックアウト・ゲームズ・オブ・デスティニー(Knockout Games of Destiny)、デフコン.1(Defqon.1)などで3月1日から施行される音楽フェスでの規制の対象に従う義務がある。

 

昨年9月から今年1月にかけて「ハイリスク」な音楽フェスティバルの4つで5人が死亡した事故を受けて、リストの作成がされた。

 

グラディス・ベレジクリアン州首相は「音楽業界が繁栄して、将来もっと多くの音楽フェスティバルを行いたい。そのためにも参加者がフェスティバルを安全に楽しめて、死亡事故がないように防いで行きたい」と述べている。

 

だが、豪フェスティバル協会(the Australian Festival Association)は、「リストに入っているフェスティバルはハイリスクに該当しないものもある。新しいフェスティバルがどう査定されるかもはっきりしていない」とし、その場しのぎの政策だとして不満を表した。

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