【メルボルン24日AAP】 連邦政府は、4月から心臓の健診をメディケア補償にすると発表した。5年間で1憶7,000万ドルを拠出する。野党労働党もこれを支持する。
国内で12分に1人が心疾患で亡くなる。さらに、5分に1人が心臓発作または脳梗塞を発症する。
連邦のハント保健相は、「医師によるきちんとした検査を受けられるようになる」と述べた。労働党のショーテン党首も、自身の父も70歳で心臓発作で亡くなったとして、「健診を受けたい人ができるようにする」と話した。
オーストラリア心臓病財団のゲリー・ジェニングス氏は、「健康な人が急に冠動脈疾患で亡くなったり、心臓発作を起こすことがなくなるだろう」と述べ、心臓健診のメディケア適用を歓迎した。
政府はさらに、リウマチ性心疾患(RHD)の予防接種開発に3,500万ドルを拠出すると発表した。RHDは先住民系コミュニティで多く発症し、命に関わる病気だ。オーストラリアは発症が最も多い国の一つであり、先住民では64倍に上昇する。