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ドイツから逃亡のSS団長、南極海に

【ホバート11日AAP】   過激派環境保護団体「シーシェパード」(SS)は、ポール・ワトソン団長がドイツで一時保釈中に失踪した後、4カ月間の逃亡期間を経て、現在は南極海で同団体の活動船に乗船していることを明らかにした。

ワトソン団長は、2002年中米コスタリカでサメ漁船妨害の容疑で国際手配されてからドイツで拘束されたものの、仮釈放期間中に失踪。そのまま行方は分からなくなっていた。SSの活動船「サム・サイモン」号のマックラーレン船長は、「ワトソン団長は4カ月間、行方が分からなくなっていたものの、数日前何とか姿を現して、現在は南極海にいる」と述べた。

また同氏は、2010年に南極海で起こったSS活動船と日本の捕鯨船の衝突で、日本の刑務所に収監された団員が今年の活動に参加していることについて、「彼は何が起こっても立ち向かう姿勢でいる。ワトソン団長も、南極海で何が起こっても逃げるつもりはない」と話した。

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