【パース22日AAP】 23日の日曜日に気温が45度前後まで上昇すると予想されるWA州北東部では、海岸地区に住む約2600人の住民に対し、同日の戸外での火の使用の全面禁止令が発令された。また、同州のピルバラ地域では、住民6000人が大規模な火災の危険にさらされている。
州消防緊急サービス局は、パースから北1000キロのギャスコイン海岸地区のシャイア・オブ・エクスマスを、火の使用の全面禁止地区に指定した。これにより戸外での火の使用をはじめ、一部の例外を除き、金属の溶接や研削などの作業が全面的に禁止される。違反者は最高2万5000ドルの罰金刑、あるいは最高12ヶ月の禁固刑に処せられる。
また同局は、ピルバラ中央部のシャイア・オブ・アッシュバートンの住民に対し、高温で乾燥した強風の気象条件により火災が発生する危険性が非常に高いとして警告を発令した。気象庁の予報では、同地区では23日の日中の気温が45度前後まで上昇し、猛暑は26日のボクシングデーまで続くという。