【キャンベラ28日AAP】 オーストラリア国内では昨年9月までの第3四半期に、温室効果ガスの排出量が前期比で0.9%減少した一方、通年では0.9%増加していたことが、政府による最新報告で明らかになった。
排出量をセクター別でみると、電力セクターで減少した一方、運輸と工業エネルギーのセクターで増加しており、特に液化天然ガス(LNG)の輸出では、排出される温室効果ガスが19.7%と大きく増加したことが分かった。
また、国内の総排出量のうち最大の比率を占めているのは発電セクターで、2018年9月までの1年間で全体の33.7%を占めた。一方、再生可能エネルギーによる発電量は、同年9月までの第3四半期に22.4%増だったが、第4四半期には11.3%減だった。