【シドニー2日AAP】 NSW州シドニー南部にある施設で2日朝、水酸化ナトリウムがパイプから漏れたことが判明し、現場にいた施設職員3人が検査のため病院に入院したことが分かった。水酸化ナトリウムはかせいソーダともよばれ、原体および5%を超える薬剤は劇物に指定されている。
水酸化ナトリウムの漏えい事故は、ルーカス・ハイツにあるオーストラリア原子力科学技術機構(ANSTO)で発生した。約250ミリリットルの水酸化ナトリウムがパイプから漏れ出したとみられている。
ANSTOの広報担当者によると、事故が発生した場所は核医学薬品の製造工場で、同施設のオープン・プール・オーストラリア型軽水炉(OPAL)との関連性はないと説明している。