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シドニー第二空港 空港名が決定

【シドニー4日AAP】   シドニー西部バジェリース・クリークに建設中の空港名は、国内初の女性パイロット、ナンシー・バード・ウォルトンに決まった。

ウォルトンさんは1915年、NSW州中北部沿岸部キューで生まれた。1933年、女性では国内最年少の18歳でパイロット免許を取得した。“アウトバックの天使”の通称で、国内の地方から病気の患者を空路で搬送した。王立最西部小児保健プログラムの設立を支援し、王立フライング・ドクターズ・サービスの初期パイロットも務めた。1990年にオーストラリア勲章を受章し、2009年に93歳で亡くなった。

ナンシー・バード・ウォルトン国際空港は2026年に開港予定。NSW州のベレジクリアン首相は4日、「彼女は女性のみでなく、誰にとってもパイオニア的存在だ」と述べた。州首相はまた、新空港を基盤とし、シドニー市場と直接結ぶ新たな農企業地区について発表した。同州の生産物が24時間体制で世界中に輸出される。

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