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「オーストラリアも年々温暖化」報告書

【キャンベラ12日AAP】   気候委員会の最新の報告書によると、オーストラリアは年々暑さを増しており、現在の熱波の長さ、規模、深刻さは前代未聞のレベルに到達し、気候変動が原因で猛暑や山火事の発生状況が悪化しているという。

「オフ・ザ・チャート:オーストラリアの夏の酷暑」と題する報告書の著者のひとり、デービッド・カロリー教授によると、オーストラリアの70%以上の地域が現在、熱波の影響を受けており、最高気温の長年の記録が塗り替えられているという。熱波や山火事はこれまでにも発生していたがその頻度は増しており、基本的水準が次段階に移行したとしている。

報告書によると、人間の基礎体温が数時間38度を超えると、判断力や行動に支障をきたす恐れがあるという。近年の熱波により、入院件数や死亡率が上昇しているとした。

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