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TAS山火事でベテラン消防士が死亡

【メルボルン14日AAP】   大規模にわたり被害が出ているTAS州のブッシュファイヤー(森林火災)で、消火活動に参加していた消防士が死亡しているのが発見された。死因は分かっていない。

死亡したのはVIC州ギップスランド地方に住むピータ・ロナルド・クレーマーさん(61)。13日、ホバート東部タランナでの消火活動中、集合時間になっても戻らなかった。遺体は同日午後5時ごろ発見された。死因は不明だが、クレーマーさんは最近、健康診断を受けたばかりで健康に問題はなかったという。クレーマーさんは持続性・環境省(DSE)の消防士として30年の経験を持つベテランで、DSEで後継者のトレーニングを行うと共に、余暇の時間でもボランティア消防士としても活躍していた。

DSEは、クレーマーさんは高く信頼された隊員だったとし、後継者の育成に多大な時間を寄与していたと述べ、その死に残念でならないとした。TAS州のブッシュファイヤー沈静化のため、VIC州の救急隊員70人以上が現地に派遣されているが、クレーマーさんはその1人で、15日には帰路に就く予定だった。

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