【キャンベラ15日AAP】 ボブ・カー連邦外相は15日、ABCラジオ放送の中で、国連安保理・非常勤理事国であるオーストラリアの立場から、強制収容所を多数保有する北朝鮮に対して、人権尊重をするよう強く要請する意向にあると述べた。
カー外相は、「強制収容所は、この世の中で最も人権を迫害する存在である」と述べ、国連議会に議題として提供するとした。今週末にもイギリス外相とこれについて協議をしたいとしている。
さらに、昨月12日、北朝鮮がミサイル発射テストを行ったことにも触れ、「日本や韓国といった周辺諸国は、安全保障の面からも強く懸念している」とし、オーストラリアと日本の両政府は、国連安保理に対して、北朝鮮に対する制裁の強化を求める姿勢にあると話した。