【シドニー16日AAP】 米ボーイング社の787型機「ドリームライナー」でトラブルが相次ぐなか、同型15機を発注したカンタス航空は、受け入れを予定している今年の下半期までに現在の問題が解決されることに自信があるとし、発注を変更しないと発表した。
全日空輸(ANA)の同型機は16日、操縦室内で異臭がしたため高松空港に緊急着陸したほか、日本航空(JAL)の同型機は7日、ボストンのローガン国際空港で補助電源用バッテリーが破裂して出火し、消防隊が鎮火するまで約50分がかかったなど、同型機に関する事故がここ一週間、相次いでいる。
これを受けて、米連邦航空局(FAA)が同型機の設計や製造、組立工程について、包括的な調査に乗り出したが、ボーイング社の関係者は、その飛行は安全だと断言している。