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ソフトチーズ、死亡事故後リコール拡大

【メルボルン18日AAP】   VIC州で生産されたソフトチーズが原因でリステリア菌が大発生し、2人が死亡、1人が流産した。これを受け、同製品のリコールが拡大された。

問題の商品は「Jindi Cheese」社製。州保険省の発表によると、これを食べた18人がリステリア菌に感染。今週になって新たに7人が感染したことを受け、16日に同職員がギブスランド地方のジンディビック工場を視察した。その結果、現在は適切な加工処理と衛生管理が行われているという。

同社では7日から製品テストや品質管理の厳格化を実施し、6日までに製造されたすべてのチーズのリコールを自主的に行っている。同社では先月19日にも、ブリーやカマンベールのリコールを行った。

専門家の話によると、リステリア菌は70日の潜伏期間があるため、今週に感染者が出たのは不思議ではないという。また今後、感染者が増える恐れもあるとした。同菌は様々な感染経路があるが、ソフトチーズはその成長条件が整っている。高齢者、妊婦、がん患者などの免疫性の低い人は特に感染しやすい。

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