【キャンベラ7日AAP】 気象カウンシルが7日に発表した報告によると、オーストラリアではこの夏、観測史上で最も暑い夏だったことが分かった。全国において、90日間のうちに200以上の記録が更新されたもようだ。
今年1月、SA州のポートオーガスタで49.5度を記録したほか、国内の各州や準州がそれぞれ深刻な山火事の影響を受けた。一方、タウンズビルでは10日間の累積降水量が過去最高を記録するなどした。
気象カウンシルの役員とNSW州火災救援コミッショナーを務めるマリンズ氏は、「過去最高に荒れた夏」だったとした上で、異常気象は今後毎年、悪化していくとの見方を示した。さらに、自然がメッセージを送ろうとしているとして、「排出量を今こそ削減すべき」と訴えた。